人間関係で同じパターンを繰り返してしまう理由と、抜け出す方法!

こんにちは。「ありのままのあなたが輝く生き方を引き出す専門家」心理セラピストの丸山幸代です。

あなたは、人間関係(恋愛、家族、仕事など)で、いつも同じ失敗やパターンを繰り返したり、行き詰ったりどうしていいか分からず、グルグルしてしまう事はありませんか?

私の場合は、恋愛のような親密な人間関係を維持するのが苦手だったのです。人は好きなので恋愛はそれなりにしてきました。でも、関係が進んでいくと、何故がいつも相手の機嫌に合わせなければいけない人を選び、振り回されてしまうパターンを繰り返していました。もちろん、そうやって合わせてばかりいる関係だと、続かず終わりがきますよね。でも、そういうものなのかと思って、20代は過ごしていました。そして30代に入った時、人間関係に同じような事が続き、疑問を持ち始めたのです。

グルグル繰り返してしまう人間関係のパターンとは

20代でもそれなりに辛い事はあったけど、ポジティブに考えてなんとか乗り切れたことが、30代に入っても、同じパターンを繰り返していたのです。具体的には、自分を大切にしてくれる人に出会えても、自分が好きになってのめり込んでいく人は、健全なコミュニケーションが出来ない人ばかりでした。そして、そういう方と付き合うと、相手との摩擦を避ける為に自分が折れて相手に合わせ、本音を飲み込んでしまうのです。

相手に好かれるために、自分の本音を無視して人間関係を作り始めると、その人との間ではその状態をひっくり返すのが難しくなります。何故なら、相手に嫌われることが恐くなるから。そして相手は、合わせている私を、私と認識しているからです。そこで、いきなり本音を言い始めると、「価値観が違う」という事になるのです。

恋愛では、相手に好かれるために無意識に自分をよく見せてしまいやすいので、そういうことがしばしば起こります。私の場合は、自分の本当の気持ちを後から出し始めると、相手のニーズを埋められなくなり一気に関係性が悪くなり始めました。そして、相手に自分を合わせ、行動し続けてしまったことで自分の本音を見せていなかったので、どんどん自分の気持ちが、分からなくなって行きました。

「もう本当に、この状況の繰り返しは無理。これ以上同じ繰り返しはしたくない!」と思ったわたしは、「自分の本当の気持ちを知りたい」と思い、心理学を学んだのです。

人間関係がうまくいくカギは「潜在意識」にある!

心理学を学び始めたら、今まで信じて来たことが崩れて行きました。30代では、自分の外との関わり方や、自分の考え方を変えたら人生がうまく行くと思い込んでいて、ありのまま(自我)を押さえて、調和を大事にしなければいけないと思っていたのです。

ところが、私が学んだ講座では、自分が見ている世界は自分の思いというフィルター(潜在意識の記憶)が現実に投影されて見ているというのです。つまり日常で起る事を、何も解釈しないでありのままをに見ていないということ。自分が信じた思い込みの通りに見えたり、聞こえてしまう。だから、思い込みがある限り、この現実はありのままに見るのは難しくなり、同じパターンの行動から抜け出せないのです。

私は、それからどちらかが我慢するような人間関係ではなく、健全な人間関係を作るために、心理セッションを受け続け自分を見つめ直す事にしたのです。セッションでは、はじめに彼との関係について話しはじめるのですが、セラピストさんの誘導で、どんどん深く掘り下げて質問されていくと、あることに気づいたのです。自分は、母親が父親との人間関係で繰り返し思っていた事と、同じ体験をしている事に。

私の父と母は、大切にしたい事が違う人でした。父は、ルールに縛られない楽しい事が好きな人で、人を良く家に連れて来て遅くまで、お酒を飲むのが好きだったのですが、母はそれが大嫌いでした。そいう価値観の違いでよく二人はケンカをしていたのです。しかし、それを上手に話し合うことが出来ない二人でした。そして、母はそれをうまく伝える事が出来ずに、我慢するのです。しかし、我慢できずに爆発してしまうと、大喧嘩になる。二人のコミュニーケーションは、言いたい事を言う=喧嘩になるでした。そんな環境の中で、家族全員が怒鳴り合う事も多く、そんな、家族のコミュニケーションの仕方が私は大嫌いでした。家族が好きなのに、そばにいると喧嘩になるから早く自立して離れて暮らしたいと思っていました。

私は、セッションの中で、彼に思っている感情は、母がずっと持っていた感情と同じ事に気づいたのです。「母はずっと父の事を自分の思い通りにならない(価値観が違う人)」と思っていた。また、相手に自分の本音(思いや感情)を伝えるのが上手ではなく、我慢してそれが喧嘩に繋がってしまう。私は、自分が我慢するようなタイプの人を無意識に選び、そこで我慢をするというパターンを繰り返しては悩んでいたのです。実は、人間関係で両親と同じパターンを繰り返すことは、とても多いのです!また、自分の家族の人間関係で完了できてない事を、違う人間関係で学び直す事になる。

※同じ両親に育っても、どの部分が影響するかは、それぞれ違います。その人の気質×そのときの環境によって変化します。

両親のようになってはいけないと、潜在意識で強く信じていた!

そんな二人の喧嘩を見るたびに、私は不安と恐怖、誰も助けてくれないという孤独感を感じていました。それと同時に、同じようになりたくないという思いも強くなって、喧嘩はしてはいけない事だと強く信じていました。そう、私の中の解釈では、「喧嘩は絶対にしてはいけない」と信じ込んでいました。

こういう、トラウマ的な体験をすると私たちは、自分を守るために、同じ事が起こらないように自分を守る為の思い込み(ビリーフ)を持ち始めます。

私は、両親が冷静にお互いの意見を話し合うというのを、ほとんど見た事が無なく、相手を責める言い方をして、自分の主張を通すか、どちらかが我慢する記憶しかありません。それが、自分が初めて出会った家族という人間関係のコミュニケーションのスタンダードとなったのです。だから、大人になって、恋愛のような近い関係で言い合いになると、私は無意識に相手を責める言い方になってしまうのを恐れ、自分の言いたい事を我慢することを選んでいた。そして、どう自分の気持ちを上手に相手に伝えればいいかが分からない。

これが、私が潜在意識で信じ込んだ思い、解釈でした。これが固定化されて自分の根底にあり、深い人間関係、恋愛になり、喧嘩になりそうになると、無意識に自分を守ろうと相手に合わせる行動をしたり、関係を維持する為に頑張り過ぎていまったのです。それから、この信じ込みを癒していったら、全く違う人間関係を築けるようになり、心地よく暮らせるようになりました。

潜在意識の信じ込みが変わると、考え方も行動も結果も変わる!

私は、このエピソード以外にも、たくさんの信じ込みを癒し、今の自分に合うように、心地よいものに変えてきました。また、自分の意見を言う際に、攻撃的な言い方や喧嘩になる事をとっても恐れていたので、大人になって健全なコミュニケーションを意識して、言えるように自分の癖を変えていきました。健全なコミュニケーションとは、自分の気持ちや意見を、相手の気持ちを尊重しながら、誠実に率直にそして対等に表現することです。

 これを身に着けるには、本当に時間がかかりましたが、素直に自分の気持ちを話せるようになったのは、自分にとっての宝物です。だって、子供の頃から私は、喧嘩する以外のコミュニケーションのやり方があるはずだと、ずっと思っていたから。

こうして、自分の心地よさを中心に生き始めたら、今の夫と出会ったのです。その時、色々な事を乗り越えて、自分のスタンダードが恐れや不安ではなく、心地よさに変わっていきました。

今では人と関わる時に、はじめから100%ありのままで、自分を大きくも小さくも見せずに出しています。はじめから自分を偽ることなく、正直な自分の気持ちを話すようにしていますが、これがとっても心地よく、等身大のありのままの率直な正直な気持ちを伝えたほうが、自分を押さえて我慢するより、こんなに幸せな事だ!と分かりました。

常に相手に自分の正直な気持ちを話し、自然体いるようになってからは、夫からも「一緒にいてとても楽だ」と言われます。もちろん、夫とも性格も違うので、言い合いになったりすることもあります。でも、自分の潜在意識で信じているものが変わったので「喧嘩することはダメ」だとは思わなくなりました。むしろ喧嘩も時には必要で、分かり合えることもあると今では思っています。

そして、自分の正直な気持ちを伝える時は、自分も相手も尊重するコミュニケーションで伝える事もできるようになりました。相手に自分の意見を従わせるのではなく、自分の大切な意見を相手に伝えながら、お互いの意見を交わせるようなったことは、私の人生での大きな学びです。

この学びは、潜在意識の中にあった無意識の古い思い込みを知る事で、両親が持っていた課題を、新しい家族、夫との人間関係に持ち込まずに、いい関係を持てた事で解消できたのです。

まとめ/自分の無意識の古い思い込みを知れば、人間関係は必ず改善する!

今もし、人間関係で同じパターンを繰り返してしまうとか、苦手意識がある方は、そこにどんな思考パターンがあるか掘り下げてみる事です。

なぜなら、全て自分が過去の経験から思い込んだことを中心に物事をみて、判断しているからです。だから、同じパターンを繰り返してしまうという事は、必ずそこに固定した自分の信じ込みがあり、その選択を繰り返しちゃうのです。

子供の頃にビリーフ(信じ込み)は作られやすいですが、思い出せない場合は、まず今の人間関係の行き詰まりを客観的にひも解いてみましょう。

気になる事が浮かんだら、
「自分がそう思うのはどうしてだろう?」
「なぜ、自分はそう解釈するのだろう?」
「そうしないとどうなってしまのだろう?」
「それはいつからある感覚?」

などと掘り下げてみると、自分が無意識に繰り返しているパターンが見えてきます。そして、自分は過去のパターンを繰り返している事に、気が付いてその思いを手放して行けば、過去の繰り返すパターンではなく、今のあなたが大切にしたいあり方へシフトできますよ。家族との辛い関係や恋愛をうまく続けられない私でも、繰り返すパターンが変わったのですから、人生はあなた次第で、必ず変化すると確信を持って言えますよ!どうぞ参考にしてみて下さいね。

最後まで、お読み頂きありがとうございます♡

関連記事

  1. 2021年こそ本当に自分らしい人生の方向性をつ見つけませんか…

  2. 苦手な人がいる時、自分の中で起きていた事~その1~

  3. RFT基礎コース(10月)・参加者様の声

  4. 「不安ベース」な時の心の状態と、その不安を緩める方法!

  5. 何をしたらいいか分からない時

  6. 苦手な人がいる時、自分の中で起きていた事~その3~

Profile

『ありのままのあなたが輝く生き方を引き出す専門家』 心理セラピスト
丸山 幸代(YUKIYO MARUYAMA)

ニュージーランドで3年半働き、日本との文化や価値観の違いを目の当たりにした経験から、日本に居た時には疑問に思っていなかった自分自身の考え方などに向き合うようになり、心理学やヒーリングなど精神面に興味を持つようになる。
その後、「人が自分らしく生きる為のサポート」をしたいと思い、溝口あゆか氏主宰のカウンセラー養成講座を受講し、ディプロマを取得。2011年より、リラクゼーションセラピストとして、約8000人以上の心身のケアーに携わる。

現在は、「自分らしく生きたい」という方に、その過程で感じやすい悩みやモヤモヤを一緒にひも解き、本来持っている自分の力を再発見する「個人セッション」や「ワークショップ・講座」などを行っている。